2014年12月27日土曜日

国立競技場と蟻鱒鳶ル

全日本ラート競技選手権大会が終わった後東京で建築物見学をしようと思ったので、翌日18時30分の飛行機便をとりました。
見学先は今話題になっている国立競技場と、蟻鱒鳶ルにしました。

つくばエクスプレスで秋葉原へ行き、そこから総武線で千駄ヶ谷まで行くのですが、前日の打ち上げで遅くまで酒を飲んでおり、そして寝不足だったため非常に過酷な電車移動となり、「お前は既に死んでいる」状態でした。ひでぶー!

で、千駄ヶ谷駅に到着し、まず最初に東京体育館がお出迎えしてくれました。

兜のようなシャキシャキしたカッコいい建物!!江戸はやっぱりすげ~な~てやんでいって思いました。
しばらく歩いていると今回の目的の国立競技場が見えてきました。


完全に今回の国立競技場問題に関してはネット知識のみの野次馬の一人のようじ教。しかしそれなりに現物を見てどう感じるのか楽しみにしていました。

が、しかし中に入れない。

ぶら~っと行って中に入れると思っていたんですが非常に甘かったです。
しょうがないのでその外周を回ってみました。




ここで50年前オリンピックが行われていたんだな。とか、景観に配慮されているんだな。とかふむふむ考えながら見回りました。

すると近場に聖徳記念絵画館がありました。





そして再び国立競技場周辺へ。


と言う感じで一通りぐるーっと回ってみたんですけども、別に建替えても不思議ではないと思いました。
ここに来るまでは現国立競技場を改修して、予算を抑えて使う事が正解だと思っていたんですけど、いや、それは今でも正解だと思っているんですが、東京にそれを求めるのってどうなんだろう?と思いました。
いつでも時代と流行の最先端がある東京。ここに来るときも電車から外の風景を眺めていると新しい建物がバリバリ建っていくそのエネルギーを感じました。


で、やっぱり外から来る人は東京のそういう所を期待してやって来ると思うんです。
そういう場所において、現国立競技場を改修して使おうっていうのは地味で期待外れに捉えられてもしょうがないなー、と思いました。

現地を見て思ったのはそういう事でした!



で!



その次に向ったのは蟻鱒鳶ルでした!!

蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)とは、岡啓輔氏が現在一人で建設中の建築物の名前です。
建設期間がなんと10年目に達したそうです!
RC造の建築物なので型枠を学ぶようじ教は是非とも生で拝見したいと思っていたのでした。


田町駅から降りて三田方面へ歩いているとそれが見えてきました・・・





ここでようじ教は思った。

「建築は芸術や!!」

本当になんじゃこりゃー!!って感じです。
写真では何回も見てましたが生で観ると圧倒されます!かなり異質なような、それでいて何故か自然なような、不思議な感じです。


蟻鱒鳶ルの外観を緊張しながら観察していると岡啓輔さんご本人がやって来てくれました。
そう。今回は事前に連絡して見学希望を届け出ていたのです。

岡さんに内部を見学させて頂きました。


内部は本当凄かったです。
外観の4倍くらい凄く感じました。
なぜ4倍なのかはわからないですが多分囲まれているから4倍くらい凄く感じたのです。




超恣意的。
これは岡さんによる超絶的攻撃だと感じました。




コンクリートに模様が浮き出ています。
これも岡さんオリジナルの技術だそうです。



蟻鱒鳶ルは他の建築物と違い、図面通りに作るのではなく、岡さんがその時に思いついたアイディアや表現でできていってるのだそうです。つまりアドリブ建築。
だから窓の形とかがぐにゃぐにゃしているのも岡さんが「ここから見える景色はこんな形の窓で見えたらいいな」って感じで作っているそうです。凄い大雑把な説明ですが岡さん違ってたらごめんなさい。
だからこそ異質に見える中にも何故か自然に見えるという、何故か「ああなるほど」と納得してしまう事が起きる建築物なのかもしれません。


アリマストーン様



内部を見学してもらいながらも色んなお話を聞かせていただきました。
初対面のようじ教なのですが、本当に親切に、しかもお茶まで出していただいて長い時間お邪魔させていただきました。
今色んなメディアから注目されている人であるにも関わらず、全く着飾る事の無いようなありのままの素敵な人でした。

今後また時間が経って、蟻鱒鳶ルがどのように進化しているのか見に行きたいと思いました。

しかし、現在蟻鱒鳶ルは都市計画の開発に引っかかっていて、撤去を要望されているそうな。
こんな誰もが挑戦したくてもできなかった事を遂にやっている!という建築物を撤去するなんて、あきません!
是非とも蟻鱒鳶ルは建設を続行し、日本中に、いや世界中にメッセージを発信していってくれる建築物になってほしいと思いました!

岡さん頑張って!!!


という感じで一日だけでしたが、私の中で今最重要と思われる東京の建築物を見学してまいりました。楽しかった!!

自分も岡さんのようにコンクリートで面白い物を作れたらいいな~と思いました。
と言うわけで仕事もやる気出てきたのでまた明日から頑張り鱒!!

2014年12月18日木曜日

全日本ラート競技選手権大会2014

ようじかい体操第一~

ヨージデル ヨージデル ヨージデル ヨージデル
ようじかい出るけん 出られんけん

ヨージデル ヨージデル ヨージデル ヨージデル
ようじかい出るけん 出られんけん

ローレイ ローレイ 仲間にローレイ
友達大事!

ようじかーい ようじかーい ようじかーい ウォッチッチ!

「今何時?」

「俺ようじ~」


ウィーッス!!ようじ教ウィーッス!!!

いや~元気を出したいときは「ようじかい体操第一」を踊るのがやっぱり一番ですね。ウィーッス!!!


さてさて2014年もあと半月で終わってしまいますね~
本当色々出来事のある年でした。

そんな2014年でしたがこの年末にもビッグイベントがありました!


そう!全日本ラート競技選手権大会!!

ラートというのは直径2mくらいの鉄製の円をゴムで包んだもので、その中に人が入ってぐるぐる回る体操競技なんですけど、ようじ教は大学1年生からこのスポーツをやり続けています。


それでかれこれ7年続けているスポーツなんですが、今年も全日本大会に参加させて頂きました。

いやー
ボロボロでしたね。

久しぶりに惨敗という感じでした。

今年の4月からようじ教は現場の道を進むことを決意し、外仕事なので体力が去年よりは付いているだろうと見越していました。
なので「今年の全日本大会は例年よりも良い結果を残せるんじゃね?」と秘かに考えていたのです。

しかも現場仕事は基本定時には帰れるので平日も夜に練習できるという好待遇っぷり。
なので10月ごろから週4で実は練習していたのです。

週4!!

おそらく一緒に練習していた琉球大学体操部の皆には「コイツ実は働いていないんじゃね?」と思われていた事でしょう。おっちゃんは現場で働いた後にいつも練習していたんだよ!

これだけ環境が整っていたので今年は大分上を狙っていたんですが・・・
どういう訳か本番に全く力が入らなかったのです。
勝ちたいという気持ちよりもダルさが上回ってしまって演技を通す気になれませんでした。
未だにはっきりとした原因はわからないのですが、おそらく調整不足の影響が大きいと思われます。
大会前日まで色々とやることがあったので寝不足が続いていたという事や、本番前日に疲れを感じたためコンビニで甘いものを暴飲暴食した(チキン×2、パイの実×1、焼きプリン×1、ブラックサンダー×1、バナナオレ×1、というか多分これが一番の原因)せいが積み重なり本番でああなったのでしょうか。

ようじ教は今年「準備した時間に関わらず本番で結果を残せない」という事を建築士試験の時に既に経験していたのであえて抵抗をしようとしませんでした。身体に謎の不可抗力が働いていたのです。
なので決勝当日途中から「今年は勝負運無いわ!ダメだこりゃ~」と悟り、先輩方の応援にシフトチェンジしていたのでした。決勝に出させてもらう人間の発言では無い事は重々承知なのですが・・・



うーん、らしく無いかね?



関係ないけど全日本大会の会場は谷口吉生氏設計によるつくばカピオで行われました。例えるならi phonのような洗練されたデザイン!私ガラケーだけど。




大会結果がそんな感じだったんで終わった後ちょっと茫然自失状態だったんですけど、その後の打ち上げで色んな人に話しかけてもらいました。特に大会結果の励ましでは無く、「最近現場で働いているんだってね!」とか「仕事の調子はどう?」とかお互いの近況報告的なもの。特に多かったのが「『ようじ教』見ているよ!w」という事でした。今も見ている!?ウィーッス!!www
こんな結果だったにも関わらず、本当に色んな人から話してもらったり、盛大にイジってもらったりして人のありがたさに気付くことができたような気がします。
建築士試験がダメだった時も色んな人に励ましてもらったりしました。
今年は勝負運は無かったかもしれないけど周りの人に支えてもらっているありがたさがわかったので良かったかな、と締めくくろうかと思います。
と・も・だ・ち・大事~!

という事で来年も試験にラートに現場に頑張って行こうと思います!

あ、あと、今大会でちょっと不祥事を起こしてしまったんですけど、それはそれで反省しております。とりあえずそれはそれで、今回の大会に関しての感想を書き連ねました。


ではでは、また次回も見てね~

次回は、大会後に今話題の国立競技場周辺を見てきた事と、現在進行中の伝説となっている蟻鱒鳶ルを見学させてもらった話だよ~!バイチャ!